全棟化学物質5品目測定
全棟化学物質5品目測定
これはいったい何のことでしょう??
既に、あなたは「シックハウス症候群」というものをご存知だと思います。
これは、「化学物質過敏症」の前の段階で、家や建物などに入ったり、暮らしていたり、重症になると化学物質が付いた野菜などの近くに近づいただけで発症してしまう大変な病気です。
とにかく、「化学物質過敏症」になってしまったら、ほぼ完治できないと言われています。
「シックハウス症候群」→→→「化学物質過敏症」というかたちで進行します。救いはシックハウスの段階であれば回復は容易と言われています。ですので、絶対に、シックハウス症候群にならないようにすることが重要になります。
まず、その原因はどんな事でしょうか?
1.カビ
2.ダニ
3.埃(pm2.5含む)
4.動物の毛やフケなど
5.化学物質
主にこの5の要素が考えられていますが、4以外は住宅の性能と
深くかかわりがあります。
4についても動物がいないと心配は激減しますが、いる場合でも、
住宅の性能によって大幅になくすことが出来ます。
1と2は住宅の温熱性能(高断熱化と高気密化)と換気システムが
整っているとほぼ心配はなくなります。
やはり問題なのが、5の化学物質になります。
家を造る材料は本当に多岐にわたります。構造材から仕上げ材、
そして設備材などなど・・・
それらが作られる過程や仕上げられる過程で化学物質の使用と
混入があるのです。この事実は意外に知らない方が多いですね。
最近はホルムアルデヒド汚染は知られるようになりましたので、
建材に☆の数を表示しているものが見られます。これは、表示が義務化されてから始まりました。ですが、このマークがついていれば安心とは限りません。その他にも気を付けなければいけない物質が
少なくても4品目あります。
それは・・
1.トルエン
2.キシレン
3.エチルベンゼン
4.スチレン
の4品目の物質も厚生省で規制値が決まっています。
でもこれらの物質が家の中に含まれているかどうかどうしたら解るのでしょうか?
そうです。測定です。
家が完成したら測定すればいいのです。
でも、そんな事きちんとしている会社見たことありますか?
この測定は義務化されていません。だからほとんどの会社は
していないのです。この事実おかしくないでしょうか?
私はおかしいと思います!
いくら義務化してないといっても、厚生省でこの値以下にしないと
危ないと言っているのにそれを測定することを義務化していない。
一体だれが損するのでしょうか?
一体だれが得するのでしょうか?
私は、高性能住宅を造ることを始めた時から、自分自身に義務化してこれまで全棟行ってきました。
これは、私の造る家がそこに暮らす人(家族)へ安全安心な環境を
提供することが使命と考えているからです。
ではどんな検査をどのようにするのでしょうか?
検査法:測定バッジ(パッシブ法)アドバンストケミカルセンサー
社製バッジ№ F-136332
及びバッジ№ V4-69874
分析法:固相吸着ー溶媒抽出ーガスクロマトグラフ法
Agilent Technologies 社製 7890
というものです。
では、同の様に検査をするのでしょうか?
まず、完成した建物の入居前家具等が入っていない時に前記の
試験体を家の中で一番沢山の人がいる時間の長い場所、例えば、
リビングなどの場所で床から1m前後の高さの位置にテープ、
ひもなどにて設置します。
その状態で12時間以上放置して、回収し密封した状態で
検査機関に送付します。
そして、1週間程度経過すると下のような検査結果が届きます。
記述中・・・
計:857 今日:2 昨日:2