住まい方のアドバイス
住まい方のアドバイス
その前にご質問にお答えいたします。
Q:造る前はとてもよさそうなんですが、建てた後はどうなんですか?
A:そうですね、確かにそれは大変重要な事だと思います。
ですので、私や私たちFPグループはしっかりとしたメンテナンスシステムと
保証、補償システムでお客様の家と家庭をお守りします。
メンテナンスの詳しい説明
補償、保証の詳しい説明
Q: ウレタン断熱だと火事のときに怖いと聞き驚いています。 実は、ある住宅メーカーからウレタン断熱は火事の時有毒ガスが
発生するので、ウレタン協会でも注意を呼びかけており、
今後なくなるのでは・・・・・と聞き、驚いてメールした次第
です。
A:火事のとき発生する有毒ガスは主に不完全燃焼による、
一酸化炭素です。ウレタン樹脂が低温で燃焼すると有毒の
シアンガスがごく微量発生しますが、この量は天然の絹、
ウール、化学繊維のナイロン等の窒素を含有する物を燃焼すると
同じようにシアンガスを発生し、その発生量はウール、絹は
ウレタンと同等量でナイロンはウレタンに比較し、ある文献では
約10倍のシアンガスを発生します。
しかし通常火災時の一番の問題は、不完全燃焼による一酸化中毒
と熱傷であり、微量のシアンガスが特に問題になることはあり
ません。又ウレタン樹脂には大きく分けて次の4種類があります。
1.FPの家に使われているような主に断熱用途の硬質ウレタン
2.スポンジと通常呼ばれている、自動車シートクッション、
マットレス等の軟質ウレタン
3.自動車ハンドル、合成皮革等のウレタンエラストマー
4.ストッキング、衣類等に使われるウレタン繊維
これらは皆さんの周りで日常的に使われているもので、人体、環境に対し安全
な生活に密着した必要不可欠なものです。マイナーな物では人工血管、医療用
カーテンにも使われているほどです。現在全世界でこれらウレタン樹脂は年間
約1000万トン使用され、年率3〜10%の成長を続けています。よってウレタン
樹脂がなくなることは決して無く、又ウレタン工業会では、こうした誤解を解消
するために努力しております。
Q: 燃焼時の毒性について教えてください。有毒のシアンガスが出るというのは本当ですか。
A: 燃焼時に有毒のシアンガスが出るというのは本当ですが
量的にはほんの僅かで、しかもシアンガスの発生は限られた
条件での燃焼状態により発生します。高温で燃焼すれば
シアンガスはまったく検知されません。
ある条件下で燃焼した際、ウレタンからのシアンガスは
0.01mg/Nm3以下との報告もあれば13ppm
(ppmは100万分の1)との報告があります。
天然の絹、ウールとはほぼ同等でナイロンは4〜10倍発生
するという報告もあります。
参考資料
##住宅火災で死にいたる主な着火物は断熱材では
ありません。##
ソファー、いす、テーブルなどの家具、カーテン、ビニールクロス、
ジュータンなどの生活用品が火災で燃えることによって有毒ガスが発生し、
それを吸い込んで死傷者が発生します。 ※平成12年度版「消防白書」より
Q:ウレタンから揮発する物質はありますか。また、人体への影響について何かデータがありますか。
A:ウレタン樹脂から揮発する物質は室温において殆どありません。国際イソシアネート協会(?)において、ベットやソファーに使われる軟質ウレタン樹脂からの揮発性物質
について検討されていますが、まったく問題が無いと報告されています。
軟質ウレタンも硬質ウレタンも素材としてはほぼ同じ成分です。FPの水発泡ウレタンは
オゾン層破壊物質を完全除去した人にやさしい断熱材になってます。
また、化学物質過敏症の原因となる、ホルムアルデヒドを代表とする、化学物質
(VOC トルエン。キシレンなど)等の成分は含まれておりません。
化学物質過敏症と同様に、近年多くとりだたされている外因性内分泌撹乱物質
(環境ホルモン)について、100種以上に及ぶ物質の化学組成と照らし合わせても、
同一の物質は認められず、ウレタンの安全性は確認されました。
※ちなみに、弊社では、全棟完成建物の化学物質のパッシブ検査を必ず行っています。
それは、厚生省で推奨する5品目 全棟化学物質5品目測定
「ホルムアルデヒド」#「トルエン」#「キシレン」「エチレン」
「エチルベンゼン」
その結果は必ずお客様に説明してお渡ししています。
検査の様子 全棟化学物質5品目測定
測定結果(すべて0.01ppm未満です)
如何に安全性が高い家かお分かり頂けると思います。
※お名前の部分はプライバシーに配慮いたしまして
イニシャル表示にしてあります。
Q:ある本にFPの家は、ウレタンパネルの経年劣化のため、
だんだん寒い家になるという記述を読みました。
FPの家のC値は、経年的に極端に低下していくものなので
しょうか? 又、代替フロンと水発泡とでの違いはあるので
しょうか。
A:FPの家はウレタンパネルの経年劣化でだんだん寒い家に
なるという記述は誤りです。FPの家のウレタンは木枠に密着
したウレタンフォームを使用していますので、隙間ができること
なく、いつまでも安定したC値を保持します。
変形のしやすいグラスウールやその他の断熱材に比べ、FPの
家のウレタンフォームは最も経年劣化の少ない、地球温暖化問題
に貢献する環境に優しい家といえます。
地球環境に優しい完全水発泡のウレタンフォームも、確かに断熱
係数の僅かな経年変化はありますが、断熱材を十分考慮した設計
のFPの家が施工されて十数年、過去に10年居住したFPの家
の壁をはがして検証を行った結果、施工時の品質がそのまま維持
され、経年変化が殆ど見られないことが実証されています。
Q:将来的に家を取り壊すときに、ウレタンの廃棄処理はどのようになりますか。?
また、廃棄する際の環境への影響はありませんか。
A:ウレタンの廃棄処理はリサイクル法に準じて行われているためまったく心配ありません。
但し、将来的には物理的な再資源利用は重要で、現在ウレタン業界で鋭意検討されて
います。また、生産工場ではゼロエミッションとして、生産から回収そして最終処分まで
一括処理をしていく体制を整えようとしています。
これより、より快適に暮らして頂くためのアドバイスです。
高性能住宅の住まいは、その持つ最高の性能をいかんなく発揮してより快適な暮らしを皆様に提供することができます。
- 基本的な考え方。
- 移動式のストーブ及び石油ファンヒーターなどの使用は、酸欠や室内の空気を汚染しますので、使用は避けてください。
- 室内の仕切り、ドアなどは部屋を使用しない時間はなるべく開放にしてください。トイレや洗面所、浴室も同様に。
- 換気システムは、一年を通してとめないでください。
それでも電気代は1日約40円前後です。 - エアコンなどの空調機器は、基本的には、恒常的つまり、連続運転が一番省エネで快適です。夏の設定温度は27度前後、冬は21度前後で快適に生活できます。これは今までの家では、かなり大変な温度設定ですが。
- 夏の暮らし
夏は、エアコンを使う暮らしと使わない暮らしがあると思いますが、
まず、家の断熱や気密も性能が格段に一般的ないわゆる省エネ基準の
家と違うので、どちらの暮らし方を選ばれても快適な暮らし方を、
ご提案する事が出来ます。
では、
※エアコンを使う暮らし方
エアコンは、全体的なお話の時にも触れましたが、断続的あるいは、
局所的に使用することは、出来るだけ避けましょう。
つまり、保温力がすごくありますので(ちなみに冬などでも、
夜の10時位に暖房を切って、8時間後の朝6時でも5℃位しか
室温が下がりません。)一度冷やしたり温めると冷めたり暑くなったり
しません。ですので、日中家族が出かけていなくなると大体みなさんは、
エアコンを切りますが、日中の熱が家の中に保存されてしまいます。
すると、エアコンを付ければ冷えますが、省エネ運転になりません。
ではそんな時は、どうするか?今までには考えられなかった、連続運転
をしてください。でも、温度は下げる必要はありませんよ。
設定温度は、27〜28℃。しかも除湿運転で十分です。
最近のエアコンは、除湿よりも冷房の方が省エネになるタイプもあり
ますので機器の説明書を読んでくださいね。
また、日よけは重要です。日よけには外部のものと内部のものがあります。
庇も効果的ですが、デザインに配慮も必要です。落葉樹の大きな木を
家の近くに植えるのもいいです。よしず等の日よけも効果的ですね。
家のスタイルで庇があまりない場合は、内部で遮る事になりますが、
この場合は、カーテンやブラインドを閉める事や遮熱ガラスを採用し
てみるとかなり効果的になります。
その状態でエアコンを連続運転で冷房ないし除湿してください。
そうすると結果的にかなり省エネになり断続運転に比べて電気代が
安くなります。
※エアコンを使わない暮らし方
やはり、快適といってもエアコンは苦手な方もいらっしゃいますので
そんな方は、窓を東西南北開けて、どちらからでも風が入るようにして
外部で日射を遮る工夫をしましょう。
外部からの日射を遮ると窓からの熱の侵入が格段に少なくなりますので、
窓を開けて外気(風)を東西南北どの窓からも入るようにして、
風通しを良くします。
壁の断熱性能を本当に優れていますので、これだけでも快適にはなります。
しかし、最近の外気温度が異常高温になると、この方法では、おそらく
熱中症になる危険が特にお年寄りや体の弱い方、乳幼児の子供たちに出てきます。
そのためにも水分補給は大切ですが、家の中の温度をある程度(27度前後)
エアコンなどで下げて、暮らしましょう。
今までの様に家の性能も悪くて
エアコンの性能も悪い時代であれば、駄目ですが、この家の性能と
いまのCOP値が高いエアコンであれば、省エネで快適です。
やせ我慢して死んでしまっては元も子もありませんから
- 冬の暮らし
蓄熱という感覚が解り易いのはやはり、「冬」ですね。
「蓄熱イコール暖かさ」という感じはほとんどの方が持っています。
ただ問題なのが、その暖かさがしっかりと享受できていないという事が残念であり、色々な健康被害をもたらすことに繋がります。
まず、家の中の温度差をどこでも2度以内にできるか?という事が
いえますが、皆さんの家はどうでしょうか?
最近、浴室やユニットバス、洗面所、トイレに暖房用のヒーターを付けたり、床暖房を売りにしたりしている会社が増えています。
これって、「おや?」って思いませんか?
浴室などにわざわざ暖房用のヒーターを付けたりすることは、
「浴室は寒いですよ」って言っているのと同じです。
また、床暖房を付けるという事は「床が冷たいですよ」と同じです。
もともとその家が寒かったり床が冷たかったりしないければ、
そのような事を考えなくてもいい訳です。
元来家の温熱性能が優秀であれば一般的なエアコンで十分夏冬快適に暮らせます。
上の事をふまえると、家の中の温度差を如何に減らせるか、そのような事が簡単に可能になる家を建てて、暮らすのか?という事をしっかり認識することが大変大切です。
大げさな設備に頼らなくても自然のエネルギーを有効に活用できる家本体の性能にこだわる事が求められなけばなりません。
暮らし方としては、温熱性のが高いことを前提にしています。
まず蓄熱を促すために、直射日光のエネルギーを夏とは逆に積極的に取り入れましょう。
不在時でも許される限りカーテンなどは開けます。
勿論夕方から夜になったらカーテンをしっかり閉めたり、障子がある場合はそれも閉めましょう。
間接、断続暖房ではなく、連続的に運転させます。
家の中の間仕切りはその部屋の用途としての使い方がない時
例えば、トイレなどは不使用時などは、開けておきましょう。
暖房をエアコンで行う場合は、どうしても湿度が下がりますので
加湿を考えることになります。
性能のいい加湿器を導入するのもいいのですが、それに頼らなくても
室内に観葉植物を入れたり、浴槽の残り湯も全部捨てずに蓋を半分くらい開けて、浴室のドアも開けて置くだけでも湿度のコントロールに
役立ちます。
- 換気の考え方
換気と言うと窓を開けたり閉めたり、換気扇を回したりを
考えるのが一般的ですが、窓を開けたり閉めたりの自然換気や
部分的な台所のレンジフードや浴室トイレなどの換気は
局所換気と言います。
自然換気の場合は、外を吹く風の強弱、天気や気圧に左右され
ます。これでは、一定ではありません。
また、局所換気では、ショートサーキットと言って
換気扇の近くの空気が動くだけになります。
本来、換気量は一定に365日、同じように行われるものです。
そこに暮らす人をいつも同じ環境にいる事が出来る様にするという事は、大変重要な事なのです。呼吸の量や新鮮な空気を数量は
一定だからです。
なので、しっかりした気密精度(C値1㎝2/m2以下)を保つ施工としっかりとした信頼のおける換気システムを採用、施工して
成人が1時間当たり必要とされる20㎥を確保すべく換気量を
コントロールすることが大変重要なのです。
その時に新鮮な空気が貼ってくる換気口にはフィルターが
装備されています。これは、簡単に取り外しができますので
半年に一度掃除をして、2年に一度交換してください。
それによって、一年中快適な空間と埃の無い生活が手に入ります。
Q:最近の外空気があまりきれいではないと言われています。
花粉や、PM2.5や放射線を含む土埃など・・・
なるべく外に洗濯物を干したくないのですが、
良い方法はありますか?
A:本当に大変な時代になってきていますね。
これからは、洗濯機と乾燥機が一緒になったものや、
それぞれが必要になるでしょう。
でも、その前に、家の気密性能がアップしていて、
24時間の換気システムを組み込んだ家でしたら、
部屋干しが常識になります。
生乾きの嫌な臭い?
大丈夫です。しっかり普通に乾燥しますよ。
お布団もお日様に干したくても・・・と思われても
お部屋の中に広げるだけで夕方帰った時には
すっかり乾いています。花粉も、埃も、PM2.5も
心配ありません。
そんな暮らしを今までは実現できませんでしたが、
今は出来ます。ご安心くださいね。
その他、FPの家に関してのご質問は こちら http://www.fp-group.gr.jp/qanda/index.html
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